NHN PlayArtの新作「OVER RUSH」は、スピード感あふれるカードバトルとローグライク要素を組み合わせたハイブリッドカジュアルゲーム。2026年9月17日からモバイル限定OBTが開始され、東京ゲームショウ2026にも出展される。
要点まとめ
本作は近未来都市を舞台に、AI暴走事件に対抗するスペシャルユニット「R.U.S.H」の部隊長となってプレイする。戦闘システムは12枚デッキから引いた4枚の手札をリアルタイムで切っていくカードバトルで、トランプゲームの「スピード」に近い感覚が特徴。同色カード3枚の連続使用でコンボを稼ぎ、リンクレベルを上げることでダメージを増加させるのが基本戦術だ。ワイルドカードはすべての色とつながるジョーカー役を担う。敵の攻撃に対するカウンター操作では、タイミングよくマークをタップすることで被ダメージ軽減と大ダメージの付与、コンボ継続といった一石三鳥の効果が得られる。ローグライク要素として各Wave前に強化プログラムが提示され、毎プレイ異なるビルドを構築する楽しみがある。5体のキャラクター「バディ」はそれぞれ異なる戦闘スタイルを持ち、プレイ感が大きく変わる。ストーリーコンテンツは現状薄いが、バトルプレイに重点を置いた設計になっている。マネタイズはカードガチャ中心で、一定数回すことでバディ解放チケットが得られる仕組み。本作は完全なライト層よりも、ハイパーカジュアルゲームからステップアップするユーザーをターゲットにしている。
考察
開発プロデューサー寺田康太氏への取材から、本作が単なるカードゲームではなく、スマートフォンとPC双方での展開を視野に入れた実験的なタイトルであることが明かされた。セガの「戦国大戦」ディレクターだった経歴を持つ寺田氏は、「Slay the Spire」などのローグライクカードゲーム経験を踏まえて、ライトユーザー向けのカード要素を追求。当初はより複雑なロジカル設計を目指していたが、社内テストで「カード効果を覚えたくない」という意見を受けてコスト撤廃に転換。シンプルなプレイングでありながらシナジーを狙ったデッキ構築に深さを求める現在の形へたどり着いた。PC版ではマウス操作を採用し、キーボード操作ではタイピングゲーム化してしまう懸念を払拭している。ハイブリッドカジュアルが日本市場で成立するか、運営型スマホゲーム中心のNHN PlayArtにとって大きな挑戦であり検証の場となっている。OBT期間中はバディ全開放により、異なる戦闘スタイルの体験機会を提供する工夫が見られる。
出典
元記事: 4Gamer.net

