1990年登場の名機NEOGEOを現代に復活させた「NEOGEO AES+」が東京ゲームショウ2026で公開された。オリジナルの周辺機器に対応しながら、低遅延HDMI出力など現代的な機能を備えた高い完成度が話題を呼んでいる。
要点まとめ
NEOGEO AES+はオリジナルのNEOGEOを完全再現することを目標に開発された復刻機だ。独自開発したASICチップにより、懐かしのゲーム画面上での処理落ちまで忠実に再現される。旧型のROMカートリッジやジョイスティック、メモリーカードも使用可能で、往年のファンから高く評価されている。同時に現代ユーザーに配慮した機能も充実しており、HDMI接続時の遅延最小化技術や画面比率の柔軟な選択、オーバークロック機能などが搭載されている。開発チームはNEOGEOの内部構造を数か月かけて解析し、ジョイスティックの操作感もSNK開発スタッフの監修を受けて再現した。発売は2027年9月16日で、メタルスラッグやキング・オブ・ファイターズなど10本のタイトルが同時発売される予定である。
考察
この復刻プロジェクトの成功は、単なるノスタルジア商戦ではなく、レトロゲーム愛好家の期待を真摯に受け止めた企画姿勢に尽きる。処理落ちの再現という一見奇異にも思える仕様決定は、オリジナル体験の完全再現を重視した結果だ。一方で無線ジョイスティックや大容量メモリーカードなど、利便性の向上も図られており、懐古趣味と実用性のバランスが取れている。過去の遺産を現代に生かすうえで、開発陣の熱意と細部へのこだわりが最大の強みになっている点は、他の復刻プロジェクトにも参考になるだろう。
出典
元記事: 4Gamer.net

