感情を隠すことが許されない近未来世界を舞台にした『In Falsus』は、ビジュアルノベルとリズムゲームを融合させた新感覚の作品だ。マウスとキーボードを組み合わせた独特の操作感と、5人の少女たちの葛藤を音と色で描き出すシステムが特徴である。
要点まとめ
『In Falsus』は、感情を隠すことができないディストピア世界を舞台とした物語作品。首輪型デバイス『バインド』により精神状態が可視化される世界に招かれた5人の女子高生それぞれの視点から、暗く重いシナリオが展開される。ビジュアルノベルと連動するリズムゲームパートでは、マウスで上段レーンのフィールドとフリックを、キーボードで下段レーンのタップとホールドを同時にさばく独自の操作系を採用。難度は4段階用意され、音ゲー初心者からコアプレイヤーまで対応している。シナリオ進行に応じてカード設計図が獲得でき、パズル的なクラフトシステムでデッキを構築する。楽曲には各キャラクターの心情が落とし込まれており、テキスト・表情・音・ノーツから彼女たちの内面を読み取ることで、深い没入感が生まれる仕組みになっている。
考察
本作の最大の魅力は、シナリオと音楽が完全に一体化した『物語体験』にある。従来のリズムゲームではストーリーは付属要素に過ぎなかったが、本作ではノベルとゲームが互いに支え合う構造になっている。マウス操作の気持ちよさはDJのスクラッチのような爽快感があり、キーボード操作とのバランスも良好だ。嘘のつけない世界という設定から生まれる登場人物たちの苦悩と葛藤は、心理的な重みがあり、複数視点の群像劇として考察のしがいがある。物語重視の低難度から高難度まで揃っており、プレイスタイルの多様性も確保されている。
出典
元記事: 4Gamer.net

