Hey Bird!による新作推理アドベンチャー『Inkblood』が東京ゲームショウ2026で出展。馬車に監禁された主人公が、過去を映し出す捜査機器を駆使して邪教絡みの事件を調査していくダークな推理ゲームだ。
要点まとめ
本作の主人公は新任の異端審問官だが、同時に馬車に監禁された囚人という二重の立場にある。赴任時に心臓を摘出され、その器官が馬車の動力源『発動機』に組み込まれることで、異端審問官は死ぬまで馬車と一心同体になるという設定だ。プレイヤーは『残響鏡』という機器を使って現場に当てることで過去の光景を再現し、散在する証拠をつなぎ合わせて事件を解決していく。複数の死者が出た宿の放火事件など、段階的に複雑性を増していく推理の面白さが特徴。直感や試行錯誤も許容されており、正解以外の報告書を提出しても咎められない設計になっている。ストーリーは謎めいており、前任者の消息や邪教との関係性が物語の深層に絡んでいる。
考察
『Inkblood』が注目すべきは、単なる推理ゲームではなく、独特のダークな世界観と没入感のある設定が融合していることだ。心臓を生きたまま器具に閉じ込める異端審問官システムは、プレイヤーの身動きが取れない立場を物理的に象徴化している。視覚的には馬車から現地を観察・調査するというやや不自由な構造が、かえってゲームのテンション感を高め、推理の緊張感を増幅させる効果を生んでいる。また、ブラックユーモアとミスリードの巧みさから、『Ministry of Broadcast』で培われた表現力がこの作品にも息づいていることが窺える。日本語対応予定という点も、国内でのプレイ体験の質を担保している。
出典
元記事: 4Gamer.net


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