「Factorio」向けMOD「Ultracube」の開発者が手がける新作「Substructure」は、はぐれ惑星の地表と地下を舞台にした工場自動化ゲーム。リフトプラットフォームで生産設備ごと階層を移動させるユニークなシステムが特徴だ。
要点まとめ
イギリスのインディースタジオDubious Designが開発中の「Substructure」は、地表の農業から始まり地下資源採掘へと進むシミュレーション型ゲームである。プレイヤーは太陽系に接近する謎の惑星へ調査隊として派遣され、限られた装備で生き残りながら自動化システムを構築していく。本作の最大の特徴は、建設した工場設備をリフトプラットフォームの上に乗せたまま垂直に移動させること。各階層には異なる環境効果が存在し、特定の作物や資源の生産効率を変化させるため、プレイヤーは戦略的に設備を移動して最適な配置を模索することになる。序盤は地表でホロウステムという作物を栽培し、その茎を燃料として発電機を動かし、採掘機で鉱石を掘るというシンプルなループから始まる。進むにつれてテックツリーを進め、掘削機を解放して地下へ進出。地下層ではグロウキャップなど新しい作物やボーンシャードといった異なる素材が採掘でき、これらを組み合わせることで更に深い階層へ進むための素材が得られる仕組みだ。限られた時間で期限切れになるパワーセルなど、時間制限付きリソースの管理も戦略性を高める。開発チームは6人で、Taylor氏が「Ultracube」で得た知見をシステム設計に反映させている。マルチプレイに対応しており、2~4人での協力プレイを想定。日本語ローカライズも予定されている。PCのSteamでアーリーアクセスとしてリリース予定。
考察
本作は従来の工場自動化ゲームの枠を超えた設計を目指している。特に印象的なのは、階層による環境修正値「触媒効果」の概念だ。単に資源が異なる層に存在するのではなく、生産施設そのものを移動させることで効率を変化させるという発想は、ロジスティクスパズルとしての奥深さを生み出している。プレイヤーは限られた選択肢の中で最適解を求めるのではなく、多様な解を自分で創造する自由度が与えられている点が、クリエイティブな没入感につながるだろう。また、ブループリント機能や自動化されたコンストラクションアームなど、大規模な工場構築の手間を段階的に削減する仕組みは、スケーラビリティを意識した設計となっている。さらに、古代の機構や巨大生物の死骸といったストーリー要素を、ゲームメカニクスと有機的に結びつけることで、単なる生産効率のシミュレーションではなく、未知の惑星を段階的に解明していくという探究心をかき立てる構成になっている。
出典
元記事: 4Gamer.net

